あてんしょん

HPの一部をこちらに移設予定……とか言ってたらこっちが本体になりつつある今日この頃。更新適当。内容も適当。トラパス警報発令中。ついに注意報を脱したぞ。

2015年8月5日水曜日

あと! 三日!!

そろそろ早売りゲットか……!?

 シロちゃんに黄色さしたら思ったより強く出ちゃった……ショック。


なんかこう塗りが悲惨なのでルシロssを出してごまかす作戦!↓

おしとやかというか、残念な感じになった……





銀の魔女。


 いつだれが言い出したのだろう、見目麗しいエルフの魔女の噂はエベリンでもすっかり有名になってしまって、だというのにもかかわらずルーミィは、なんにも気にせず大通りの人混みに突っ込んでいく。数々の好奇の視線のなかにちらほらじゃすまされない数混ざる別種の視線になんて気づかないし、ましてそれらすべてに『にこやかな笑み』を返すぼくの苦労なんて考えやしない。彼女が考えてるのはそう、もっと別のことだ。たとえばそう、あっちのお店とこっちのお店はどっちが美味しいだろうかとか、そんなこと。


 まあ、たしかに。
 澄んだ綺麗なブルーアイをうち細め、眉を悩ましげに寄せている――その様子はなにか重大な、年頃の乙女らしい物思いに耽っているようにも見えるだろう。シルバーブロンドをゆるく編んで風になびかせ、もの憂げにゆったりと歩く姿に目を奪われるのも、まあわからなくもない。

 わからなくもない、けれど。



「ねえ、今日はあのお店にしよう!! あたしもうおなかぺっこぺこ!」
 決心を固めたのかよく通る声を張り上げて、子供っぽい笑顔を向けてくるルーミィに、自然頬が弛む。
「はいはい。……もう、そんなんだから残念美人って言われるんですよ?」
 ついついこう言っちゃうのは、どこかの盗賊の影響だろうか。……ぼくのは、あそこまでじゃないですけどね。
 そんなぼくに、彼女は頬を膨らました。まるで、あの頃のパステルさんみたいだ。
「うっさい馬鹿トレイトンばーかばーか」
 そして、そう言いながらも、やはり楽しそうに笑って。



 ――それでもやっぱり、ぼくの心に火を灯すのは、ぼくの胸を高鳴らせるのは、きまってこういうルーミィだ。
 あの頃と少し変わって、それでも変わることのない、ぼくのルーミィ。



(まあ、一番の笑顔を独り占めしてるのはパステルさんなんですけど)

 それでも、いつかは。


パステルはパステルで似たようなこと考えてて微笑ましいなあって思ってるっていう。
後悔の念は荒野の果てに置いてきた。

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